ポーションメール

…といっても、あの容器がきれいで中身がアレな
かつて販売された飲料の話ではございません(ノД`*)

その日も私はゲルスパに篭って黙々と青ソロをしておりました。
ビシージに出なくなってから狩場現地落ち現地インが出来るようになり、
昼間30分だけやるとか、自分のペースで遊べるようになっていました。
オフライン中の時間も、とても穏やかにゆったりと流れ、
仕事はそれなりに忙しくはあるものの落ち着いて過ごせる日々。

――やっぱり、ビシージ三昧の毎日は間違っていたのかな。
なんて事を考えつつ、携帯で状況確認もしないまま、
死者戦のレベルは5にまで復帰していました。
今アルザビで防衛戦が繰り広げられていると
知っていながら、私はまだ戻る気がありませんでした。

ふと気づけば、ゲーム画面右隅に洋式封筒が光っています。
連絡が来る予定もないし、あーどうせまたPOLの広告だろうと
放っておいてオークをひっこぬき倒していたのですが、
チカチカするそのアイコンに段々イライラしてきて、
ちょっと落ちて封筒だけ開いてくる事にしました。

すると、それはやっさんからのメッセージ。
内容はたった一言、

 

 

天さん護衛【どこですか？】

 

 

 

 

もうですね、最近トシのせいかゆるいんです。
頭のネジと涙腺が。

 

今まで殆どビシージ皆勤賞だった人間がですね、
陥落を境にぴたりと参加が止んでしまって、
ソロでいてもちっともアルザビに来ないなんて、
そりゃあアンタどうしたんだよって考えると思うんです。
でも、どうしたの？　とか大丈夫？　とかでなくて、
この文面だというのが私の心にマイティストライク。

急いでヴァナに戻ってサーチすると、
やっさんはアルザビでいつものコメントで【ネコ】【プロテス】
アルザビの人数をサーチすると、休日の夜なのに400人しかいない。
リージョン情報を見ると死者戦はまだ終わっていない。
しばらく使うことはないと思っていた呪符デジョンへ手が伸びました。
もう本当に、すさまじく久々にアルザビへと立つカイト。

そこには、丁度防衛戦が終わったばかりの、
なんだかけだるい、熱気が残ったような空間がありました。

まだあちらこちらに人が集まって何か立ち話をしている。
大通りでは誰かが勝鬨エモをしている。
水路広場の一階から仰ぎ見れば、
天さんはいつも通り微動だにせずそこへいました。ご無事でなにより。

最近うちのサーバはしょっちゅう天さんが落ちていて、
誰も護衛ついてないのかな～とは思っていたのです。

大通りは経験値を捨てる腹づもりでたげっていないと、
ちょっと回りにケアル…、などと色気を出した途端
将軍を見失うというなかなかにマゾ仕様な場所。
正直私も経験値は欲しい！　のですが、
ビシージは魔笛を守るゲームなわけで、
将軍を守りきれば魔笛は確実に守れるわけで、
見失わなければ天さんはまず落ちない将軍なわけで。

しばらく話しかけていなかったサンクション屋さんにも
話しかけると、防衛力は70との事。
まだ募金をしようというところまで
モチベーションは回復しなかったけれど、
無理しない範囲でまた防衛戦に出ようかなと思いました。

 

ばかにつける薬はないけれど、心の傷に塗る薬はあったというお話。

 

その後某所スレッドを見ると、早朝トロル戦でゴッソリ捕虜がでた模様。
トロルでゴッソリ出るということは、黄色ネーム多数で
NPC自爆落ちの可能性がとても高い。
参加人数も少ないようだし、一度様子を見に行ってみようと思います。
後でまた書きますが、多国籍時間帯の変化が気になる所です。